Dufftown 街角ミュージック

穏健主義の波とマイナーパワーがこの世を救う

2019年02月

Léoville Barton (レオヴィル・バルトン)、所謂 Léoville 3兄弟の次男とも呼ばれる。その源流となるDomaine Léoville が1776年に4名に分割売却されて、分割前の25%に相当する部分が Hugh Barton (ヒュー・バルトン=イギリス人)によって1826年に纏められたのがこのシャトーの始まりである。それ以来200年近い歳月に渡りBarton 一家による経営が続いている。現在の当主(オーナー)は約35年前にオーナーの座を引き継いだ Anthony Barton (アンソニー・バルトン)である。

ボルドーのシャトー、特にこれ位メジャーな所となればヴィジターセンターや醸造熟成設備も備えたさぞかし威圧的な位の立派な建物が在るだろうと想像するのが普通だが、このシャトーにはそういう建物がない。ラベルに描かれる建物は隣接する同一経営の Château Langoa Barton (Ch. ランゴア・バルトン)のものである。ワインの醸造等もランゴアの方で行っているのである。
(同一アペラシオンなので規定上問題はないし、この方が効率的と言えばそうなのだが…)


leobar98aここのセパージュは、
Cabernet Sauvignon =72%、Merlot =20%、Cabernet Franc =8%
という具合に如何にも Médoc らしいものである。


さて、ワインのインプレッションに入って行くが
色はルビーパープルが結構残っているが、ガーネットもエッジには見える。何しかギトギトした濃さで、90年代以降のボルドーという感じ


ここからはいつも通りひろいだしたエレメンツを挙げて行くとこういう感じだろうか…
カシス、ブラックベリー、西洋杉、ビターチョコ、枯葉
それらに続いては白檀、ミント、カンファー、ローズマリー牛レバー、なめし皮、シナモン、Drambiue


香味・ボディ共に総体的に閉じ気味な印象だったのだが、少々ゴツ目のタンニンが目立つ上に、どこか間延び感も見える。タンニンの影に隠れて決して高くはないものの酸もそこそこ乗っている。それでも終りの方ではそこそこの膨らみがある。
トータルでいうとタンニンが突出している印象が何処か拭えず、バランスが優れているとは言えない。溶け込み感というものも今一つ。
アフターの長さも程々に出せてはいるし、如何にもボルドーと云う様なそれでもある。期待値には今一つ達していないと言わざるを得ない。


1998年のボルドーは「メルロの年」「右側の年」とも評されて Médoc については然程良くないという評価だった。そういう中でもこのワインはかなりの健闘を見せて評価もかなり高かったので、10年以上前だったが購入してストックしていた。それを正月早々開けてみたのだが…、これだと「とんだ一杯食わせ者」だったと評価せざるを得ない。
瓶ムラなのだろうか?、ロットが外れだったのか?、メッキが剥げたという事なのだろうか?、そこは何とも言えないが。


最後にスコアリングの結果だが…、16.5 ~ 17 / 20




当サイトは各種ランキングに参加しておりますので、画面右側若しくは記事内のバナーをクリック下さい。
御訪問の序でにその中のどれか1つでもクリックを頂ければ幸いです。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事でフィーチャーするBernard Burgaud (ベルナール・ビュルゴー)、小生も含めたローヌ・フリークなら飛び付きそうな名前である。
彼が父親の急死に伴いこのドメーヌを引き継いだのは1980年、当時は2haだった畑を買い増して4haまで広げたが、Côte Rôtie 以外に畑を持っていないので全部でもたかだか4haにしか過ぎない極小ドメーヌである。それでも今やこの銘柄を代表する生産者の一画を占め、その名声は世界的なものと言えるレベルである。
抑々そんな規模なので日本での入手は極めて難しいが、それでも一時期は複数のインポーターが入れていたものの、いずれもスポット輸入の域を出ず、結局この国内では殆ど見られなくなってしまった。
15年位前だっただろうか?、矢向のこの酒屋のオヤジが勧めてくれたのがこのワインとの出会いだった。その時期はスポットで幾つかのヴィンテージが入って来ていたので、4ヴィンテージ程は買えたのだが、ここ数年は買うチャンスすら無いに等しい。


cotrot97burg01
コート・ロティの名立たる作り手達の中では、どちらかというとモダン系の作りと評される事も多いこの蔵だが、3つの区域で獲れた Syrah 種100%を完全に除梗。30~33度の温度帯で2週間程度掛けて醸して、その後アリエ(Allier)産オークのBarrique (バリック=小樽)・新樽比率20%で15か月程熟成してボトリングしている模様である。
生産本数は凡そ15000~20000本程度と推計されている。


さてここからはワイン自体のインプレッションに移る。
先ずは色だが、やや濃いめというか暗めのガーネットで、見た目の印象としては年齢(当時で21年)の割に少々若く見える。
いつも通り拾い出せたエレメンツを挙げて行くとこうなる。
ブラックベリーブルーベリーブラックチェリー、グリオッティンハスカップ苔桃、木苺黒文字、丁子、コーラ、八角ローレル(葉)…ここまで第1グループ
続くものとしてはカンファー、フェンネルシード、コリアンダーシード、リコリス古いFernet 系、カカオマス、カカオニブ、深煎り珈琲豆トリュフ


酸もタンニンも滑らかで作為的だったり不自然な所は一切なく、心地よく美しさすら感じるが、そこは弱くなったわけでもなく、ボディ自体はまだまだ引き締まっている。
そんな引き締まった中からも、熟成した旨味感と梅酒の様な返りが響いて来る。水平方向と垂直方向のバランスもGood


ただ、余韻は長いのは確かだが少々緩やか。スタイルが異なるとはいえ、この部分が Côte Rôtie での他の名手、例えば René Rostaing (ルネ・ロスタン)辺りと比べると多少物足りなく感じるかも知れない。


さて、スコアリングの結果はというと… 18 / 20 まだ少しは伸び代もありそうだという事で



当サイトは各種ランキングに参加しておりますので、画面右側若しくは記事内のバナーをクリック下さい。
御訪問の序でにその中のどれか1つでもクリックを頂ければ幸いです。


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加

前記事の大江橋から西に進んで(距離的には僅か)中之島ガーデンブリッジまでやって来た。小生がこの橋を知ったのは実を言うとこの撮影の1ヶ月位前だったか。そして、この橋が何やら隠れた夜景スポットの様に紹介されていたので、この時の夜景撮り歩きを思いついたのであった。

naksgb01n

見ての通り歩行者専用の橋で、1990年の大阪花博に合わせて架けられたそれなりに由緒ある橋梁なのである(曝)。更には、突貫工事で開幕日の4月1日午前4時に完成させたという逸話がある。
大阪では既に万博が 2回開催されたことになるが、1970年は一般博(現在の登録博)、1990年は特別博(現在の認定博)という違いがあり、花博はどうしても格下になるのである。2025年(開催できればの話だが…)は1970と同じく登録博になる。



naksgb02n

画面の中央=橋の中央でもある、に鎮座し青白く光るのは故・松岡阜制作のモニュメント「そよかぜ」である。同氏は甲子園球場にある野球王ベーブルースの碑(レリーフ)の制作者としても知られる。

阪高の下を潜ってANA クラウンプラザホテルの前に辿り着けるのだが、そこにある階段の横には堂島米市場跡記念碑がある。この米市場は徳川吉宗の時代である1730年から1939年に米穀配給統制法(戦後の食糧管理法の基となる)施行で日本米穀(株)に吸収されるまで約200年間存在していた。


naksgb01w

ガーデンブリッジから西側を向いて撮ると、そこは 阪神高速 の中之島JCT である。手前でカーブするのが 1号環状線で奥側のストレートが 11号池田線(上り)、右奥にこっそり見えるのが堂島入口である。
川面には両岸に立つビル群の灯りと共に、土手下側のライトアップが花を添える。


naksgb02w

土手のライトアップ、実は色がコロコロ変わる。この時はに変わっていた。色の変化もこのスポットで撮影する上での結構な重要エレメントかも知れない。

naksgb07w


naksgb03w

アングルを少し北寄りに変えて撮ると、 阪神高速 の高架がより強調される絵になる。このアングルではグリーンパープルの 2種類ゲット

naksgb05w

ポジションを橋の中央付近に移動して川を正面に入れて撮る。この時は土手のライトアップの色がグリーンからレッドに変わる途中だった。

naksgb06w

土手の下が真っ赤に染まる。小生としてはこのレッドが一番好きである。

watnb01w

夜景の塩梅が良い時間も終わりに近かったので、ガーデンブリッジをちゃっちゃと後にして、渡邊橋の手前まで歩を進めた。渡邊橋に向かう途中で北北西方向を向いて撮った作例。右側にはアクア堂島、そこから四ツ橋筋を挟んでサントリービル、古河大阪ビル等が見える。四ツ橋筋を北上すると北新地の西の端となる。

wtbnb02w

渡邊橋の上から西向きのアングルで撮影してみた。中之島JCT でも西側の部分で環状線から池田線下りに入るカーブと池田線から環状線に入るストレートが見える。土手の下はピンクに染まっていた
中之島フェスティバルタワーは入らなかったが、住友中之島ビル・中之島三井ビル等は部分的に入れられた。この時点で18時前になり「夜景のおいしい時間」は終りになったので、ここで打ち止めにした。


堂島川と土佐堀川の夜景撮り歩きをコンプリートするのはなかなか難しい。堂島川すらまだ終わっていないが、機会を見つけて他のスポットでも撮りたいが、コンプリートにはまだ数年掛るかも知れない。タイミングと条件が合わないのにただ撮ってもロクなものにならないから意味がない。



当サイトは各種ランキングに参加しておりますので、画面右側若しくは記事内のバナーをクリック下さい。
御訪問の序でにその中のどれか1つでもクリックを頂ければ幸いです。


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ