Dufftown 街角ミュージック

穏健リベラルの波とマイナーパワーがこの世を救う

2016年9月、FC2 から移転。
Blairfindy1号2号から大文字左京(だいもんじ・さきょう)に改名しリスタート
旧名義の画像が混在しているのは御了承願いたい

記事並び画像の無断使用転載はこれを固く禁ず!
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2017年07月

Mas de Daumas Gassac Rouge 1998

Mas de Daumas Gassac(マ・ドマ・ガサク)といえば、南仏でも指折りの銘醸品となったが、その創業者である Aimé
Guibert(エメ・ギベール)氏が去年5月中旬に91年の生涯を閉じた。(ドメーヌ自体は2000年から子供達への引き継ぎを開始)

このドメーヌは1970年、Languedoc(ラングドック)のAniane(アニアーヌ)という所で産声を挙げた。パリの皮革メーカーの経営者だったギベール氏が、Montpellier(モンペリエ)近郊のVal de Gassac(ガサック渓谷)に農場を購入したのがきっかけ。
そして、ボルドー大学教授で地質学の権威だったHenri Enjabert(アンリ・アンジャベール)氏から、その土地がボルドー系品種と相性が良いと教わって、1972年に Château La Mission Haut Brion(Ch. ラ・ミッション・オーブリオン)から
Cabernet Sauvignon(要するにカベソー)の苗木を譲り受けて先ずは10haを植樹した。
そして、当時ボルドー屈指の醸造家で大学教授でもあったEmile Peynaud(エミル・ペイノ)氏の協力を得てワインの質の向上に取り組むと、世の評論家達を悉く唸らせてその名を欧州に留まらず世界に広げて行った。


創業から半世紀近くを経た今、現在は森林に囲まれた中に合計52haの畑が点在するまで拡張している。此処の葡萄栽培の重要なポリシーの一つが多様性で、畑に植えられる葡萄はトータルで50品種近くに上る。
しかも古い品種と古い苗木を大切に使いましょう運動を頑固に展開し、市販のクローンは使わないのもポリシーとの事。


gassac98aワインのデビューは1978年ヴィンテージ。その後はあっという間に「南仏のラフィット」、「ラングドックのグランクリュ」等と持ち上げられていちびったのは有名な話。
赤と白の両方を生産するが、赤のセパージュはカベソー80%~90%にその他10品種を混醸、白はChradonnay(シャルドネ)及び
Viognier(ヴィオニエ)主体にその他6種類をブレンドして作られる。


(テイスティングは今年の4月)
色はかすかにルビーパープルを残したガーネットだが、決してガッチリ濃いような色ではなく、寧ろ上品でクリアな感じ。

土、シナモン、楠、西洋杉、腐葉土、というエレメント群がが先行し、その後続くのがカシス、ブラックベリー、ブラックチェリー、
シャンボールリキュール
Armagnac干し葡萄、スターアニス、
アニス、スミレ
更には数回ジュニパー(杜松の実)を微かに感じ取る場面も

最初は酸が強く感じたが、後に果実味が主体になって、旨味感も非常にしっかりしているが、まだ少し硬さと閉じ込められたニュアンスが見受けられた。それでも何かが突出している様な傾向は無く、押し付けがましさも感じられず、綺麗に纏っていて古き佳き時代のワインというラインが見える。これがギベール夫妻の思い描く世界なのだろうか?


ただ、余韻はmedium long to long という微妙な感じで、フィニッシュに掛けての盛り上がりも期待ほど大きくは無いが、もう少しだけ熟成を重ねさせると更に覚醒するかも知れないが…、そこは微妙かも知れない


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Montebuono vino da tavola 1993 Lino Maga

この生産者である Lino Maga(リノ・マーガ)といえば、Barbacarlo(バルバカルロ)というワインが今や有名。
当然の如く、ロンバルディア州を代表する銘醸の一つにもなっている。(註1
そもそも、この Barbacarlo を名乗れる畑は4haのみで、現在に至るまでマーガ家の単独所有。1981年までは Oltrepo Pavese Barbacarlo DOC(オルトレポ・パヴェゼ・バルバカルロDOC)だった。
しかし、Barbacarlo DOC 認定区域の拡大が画策される事態となり、これがマーガ家の逆鱗に触れてしまう。(周辺の生産者達がその名前だけでもお零れに預かろうとしたのは明らか)
結局はBarbacarlo DOC 自体も消滅する破目となり、Oltrepo Pavese DOC(オルトレポ・パヴェーゼDOC)に吸収されてしまった。

Montebuono(モンテブオノ)にとってはこの1993がデビューヴィンテージである。
現在、この生産者のワインはBarbacarlo、今回取り上げるMontebuono、そしてRonchetto(ロンケット)の3本柱で成り立っていて、畑も違うが葡萄の比率も違う
Barbacarlo=Croatina(クロアティナ)55%, Uva Rara(ウヴァ・ララ)20%, Ughetta(ウゲッタ)20%, Barbera(バルベラ)5%
Montebuono=Croatina55%, Uva Rara25%, Barbera20%
Ronchetto=Croatina50%, Uva Rara25%, Ughetta15%, Barbera1
0%

この時代のMontebuono はOltrepo Pavese D.O.C. の筈だが(「この時代」というのもミソ 註2)、これは何故か産地名称が外してあり、vino da tavola として出されている。
生産者サイドとしてはこの年のワインには納得がいかなかった様で、瓶詰はしたものの販売せず20年に渡ってセラー内で放置していたという情報もあるが、この Montebuono 1993 にはDOC の付いたボトルも存在し、何が如何なっているのか判らない。

mtbun93a色はやや薄めでくすんだガーネットを呈していて、23年以上を経てもその躯体はまだ全然しっかりしている。
このワインは微発砲とカテゴライズされている事も多いが、泡の形跡は殆ど無い。炭酸自体が元々微弱である上に熟成を経る内に消滅したと思われる。
最初は舌触りも甘く、葡萄ジュースみたいな感じもあるが、やがて酸が出てきて甘みは隠れてワインらしくなって行く
巨峰、ブルーベリー苺、クランベリー、スローベリー、李ミント
ラヴェンダーブラックベリーKirsch 漬けのGriottine
更には微かに焼きたてのデニッシュ、リコリス、古い時代のヴェルモットロッソ
フレイヴァーの傾向がやや偏っていて複雑さはあまり感じないが、想像以上のヴァイタリティには少々驚く

時間経過と共に酸が強くなり躯体は引き締まって、更にワインらしくなって行く。それに伴い出汁的な旨味感も感じられる様になる。なのにフレッシュ感はそこそこ残って若い感じがするという不思議さも著すが、収斂性は無い。
長熟感があるのに同時に若さを曝け出す、フィニッシュはややドライで淡いと思わせて、しっかり残ってそれなりに長い。

この一寸不思議な世界を自分の中で咀嚼し整理し、きっちり理解出来るようにならなければならないのは判っているのだが、まだ修行が足りぬというのか…

それでも、3500円程で買えたのだから御値打なのは間違いない。
ここのワインに関してだが、近年は収穫量の低下が続いている模様で、それもあって若いヴィンテージの価格は高騰、結果的には熟成を経た古い物との間で価格の逆転が起きている。それこそDOC が付いていた時代(註3)のワインを探して買うのが一番賢明かも知れない。


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註1)Milano(ミラノ)から南に約30km下ったPavia(パヴィア)を県都とするロンバルディア州パヴィア県のBroni(ブローニ)という街の直ぐ近くの丘陵地帯が産地である。
註2)(註3)リノ・マーガのワインは2003ヴィンテージ以降、DOC を外して IGT として販売されている。2003年のワインが残糖過多という理由でDOC 認定の審査に通らなかった事に憤慨したのが原因。




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Barbaresco Poderi di Gioaninet 1999 Vitivinicola Mainerdo

Barbaresco(バルバレスコ)は1966年4月にD.O.C. 認定を受け、1980年10月にD.O.C.G. に認定されているが、その指定エリアには3箇所のcomune(コムーネ )が存在する。その3つとはBarbaresco(バルバレスコ)、Neive(ネイヴェ)、Treiso(トゥレイゾ)である。

この Mainerdo(マイネルド)という生産者はその名の通り1920年、Giovanni Mainerdo(ジョヴァンニ・マイネルド)によって創設された蔵で、本拠のコムーネはネイヴェである。
因みに、このコムーネにはクラシック派で超名門のBruno Giacosa(ブルーノ・ジャコーザ)やモダンスタイルの権化みたいなLa Spinetta(ラ・スピネッタ)等も本拠を置いている。


mainrd99bbrsc01全体で約12haの畑を有してその内9haから2500ケース(30000本)のBarbaresco を生産する。そしてこれ以外にも自社畑と買い付け葡萄の両方を使用してワインを造り、カンティナ全体では6200ケース強の生産。
現在はGiovanni の甥であるRoberto Mainerdo(ロベルト・マイネルド)が運営している。


製法はクラシックスタイルなので熟成は大樽使用。但し、発酵はタンク使用の模様。

色はオレンジ掛かったガーネットで統一感がある、但しやや暗い。
なめし皮、リコリス、トリュフ、腐葉土セミドライトマト、野薔薇
プルーンブラックチェリーFraise des BoisミントAngostura
木炭、干し葡萄ラズベリー、といったニュアンスが出てくる。
酸・タンニン共にまだまだ強く酒質は総体的にまだ少し固い。それでも酸もタンニンもえぐみではなく力を感じさせ、その隙間から果実実と旨味がしっかり主張し始めて、十分な長さとフィニッシュにかけての不足のない盛り上がりを見せる様になる。そしてこの主張もまた綺麗でくどさや嫌味は無い。

更なる時間経過と共に、具合良く溶け込んでは行くが、まだまだ若さと固さが感じられる。ポテンシャルはあと数年後にならないとはっきりしないという事なのか?
結局のところ、現時点では判断が難しい。

Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるとするなら… 17.5? or 18 ? / 20



)イタリアに於ける自治体の最小単位=基礎自治体の事を指す





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<悲報> ミュージックレインボー夏季休業 Part 2

このネタのPart 2 となるこちらでは、以前にも当サイトに登場したアーティスト達をフィーチャー

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去年末に続いて2度目の登場となる小出美里(こいで・みさと) from Good By Gloomy
born, Dec 3rd, 1990 in Saitama pref. 
彼女は埼玉でも高崎線沿線でこの時期非常に暑くなるエリアの出身で左利き。
川崎の「いさご通り~」等では一人で出演するが、こちらではGood By Gloomy(グッド・バイ・グルーミー)として出演。高校の同級生である松本翔平(こちらも左利き)が相方にして、2010年に活動を開始している。

実を言うと、彼女をこんなにしっかり撮れたのは初めて。
陽も傾いてきた17時台の登場で、見るからに夕方前の光線状態での撮影だったが、ステージ上に妙なモールが飾られていた為、彼女の時もその影が上半身に被ってしまって変な絵になってしまっているのは減点要素。



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この日最大のターゲットは水野鈴菜、当サイトでは3度目の登場となる
彼女の出番は18時を過ぎていたので、ステージに陽が当っていたのは最初だけ。その後直ぐに草加駅の駅舎の影がステージ上まで伸びてくる。更にその後点灯試合に。(スポット代わりに小型のライトが点灯されただけだが)
彼女は先日、再現VTR 内という形ながらもTV 出演(在京キー局)を果たす筈だったのだそうだが、実際のO.A. では彼女の出演シーンは全部カットされてしまったそうである。


兎にも角にも、夏はこの手のイベントの書き入れ時なのだから、夏バテしたとか言わずに開催してもらいたいところではある。




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<悲報> ミュージックレインボー夏季休業 Part 1

草加名物と来て煎餅というのは今更ナンセンス! 今やその座はミュージックレインボーが占めているといっても過言ではない!
このイベントに関しては去年11~12月の記事で触れている通り、ほぼ1年中に渡って月1~2回のペース行われているのであるが、やはりベストシーズンは何といっても夏場である!
小生にとっては夏の風物詩の一つとなったこのミュージックレインボーだが、今年の夏(7・8月)は何と!開催がない事が既に発表されている。小生からするとまさに、「何てこった、パンナコッタ」である


主催者サイドが暑さに耐えられなくなったとでもいうのであろうか?
このイベント、1ヶ月飛ぶというのは今までも結構あったが、夏場の2ヶ月丸侭飛ぶというのは無かった様に思う。
因みに、川崎のいさご通り街角ミュージックは、7・8月については暑さのピークになる13時~14時30分まで休憩にしているが、それでも休まず開催している。
そういえば、6月に訪れた際の事だが、去年は存在した観客席のテントがなくなり、ステージ上に妙なモールが飾ってあったり、異変を感じる部分はあったが、まさかまさかの夏季休業宣言…
今年の5月にも悪天候による中止があった。そこに来ての夏季休業でこのイベント自体に更なる異変が起きる流れにならなければ良いのだが…

今年のミュージックレインボーも4月位から足を運ぼうとしていたのだが、天気が悪かったり仕事と被ったりして、6月17日開催の vol. 63 が最初になってしまった。この日は何と事もあろうにいさご通りとモロ被りしてしまったが、川崎を蹴って草加をとったのであった。今回は当ブログ初登場となるアーティスト2名のステージを紹介する。

kidokr@soca01  kidokr@soca02

この女性は城所葵(きどころ・あおい)
愛知県一宮市(つまり尾張一宮)生まれ、出身大学は名古屋芸術大学。
高校卒業を機にタレント事務所に所属し、大学からモデル・タレントの活動を開始。大学卒業と共に上京、2009年から音楽活動を本格化させて同年末に初のCD「夢幻之城」をリリース。その後はアニメ・ゲーム音楽へのセッション参加、ライブ活動、TV 出演等を重ねるが、2013年に音楽活動に専念するため事務所を退社してフリーに。

以前に撮影していてもおかしくは無い筈なのだが、今回が何故か初撮影。最初は上着も着て眼鏡姿だったが、途中から眼鏡も外して上着も脱いでしまった。


kidokr@soca03  kidokr@soca04

去年の今頃は「キドコロ待機中」「キドコロ活躍中」というフレーズが一世を風靡した、序には「キ〇〇ラ〇ャブ中」なんていうのもあった。
そのキドコロ=城所龍磨氏は現在待機中を通り越して見る影も無い模様。
その一方、こちらのキドコロは活躍中! キドコロアオイ活躍中!

彼女がライブで演奏する楽器は、ピアノ(キーボード)・ヴァイオリンを中心に二胡・お筝も加わっている。

kidokr@soca07  kidokr@soca05

この辺のアングルで見ると、どことなくNHK の橋本奈穂子女史に似ている様な気がしないでもないが、ステージ上に飾ってあった妙なモールの影が顔に落ちるという困った状況で撮影には恐ろしく苦労した。
彼女は大学時代にデザインを専攻していたので、自身のCD ジャケットやフライヤー(宣伝チラシ)のデザインは自作であるのは勿論の事、デザイン工房Aoi を立ち上げてデザイナーとしての活動も行っている。





続いて今回の2人目は牛玖舞(うしく・まい)嬢<当時>
ピアノ弾語りのシンガーソングライター。ダークな精神世界を歌い上げる事を得意にしている。

gzkmi01  gzkmi02

実はこの直ぐ上で<当時>とわざわざ表記したのは訳がある
7月16日のレコ発ワンマンライブから玖咲舞(きゅうざき・まい)に改名したからである。その翌17日リリースされたアルバムのタイトルは「メメント・モリ」


gzkmi03  gzkmi04

以前はもっと髪が長かった様に記憶しているが、この長さでしかも右画像の様に眼鏡を着用すると某・く〇ば〇りえ女史の様にも見えてしまう?

Part 2 へと続く!



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