Dufftown 街角ミュージック

マイナーパワーがこの世を救う。今こそ日本を大和民族の手に取り戻せ!連綿と受け継がれる日本と大和民族を護ろう。 害人天国を~、ブッ壊す!

2012年05月

前回に続きSestante の名作集!
京都の別の店で頂いたものを2点。木屋町沿いで、窓から東山が見えるあの店である。

 
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左画像=Millburn 1971 16yo 65.4% probably Sherry cask
Millburn はInverness にあった蒸留所だが、閉鎖から30年近い年月が経っている。Glen Alvin はまだたまにリリースがあるが、Glen Mohr とMillburn については近年のリリースは無いに等しい。
見事なまでにひたすらgrassy!Marc de Bourgogne かGrappa と見紛う程である。ブラインドで飲んだらウィスキーなんて思わないかも知れない。
私個人としては、この「思いっ切りの良さ」に拍手である。 グラッシーな中にもナッティーなニュアンス。


右画像=Glenlossie 1972 16yo 57.7% Sherry cask
16年とは思えない熟成感にびっくり。シェリーの感じが上品で美しい!
ボディも香りも充実、強いが押しつけがましさやクドさは感じない。味の広がりと持続力はかなりの物で、しかも複雑で変化もあるので飽きない。
赤果実類、特に苺、ラズベリー☆は見事。梅酒アーモンドオイル乾燥果実類(中でも杏と無花果)、レーズン、更にはチョコレート。僅かにグラッシーなニュアンスも。
味全体のシルエットが、どことなく赤っぽいロゼシャンパン(特にPinot Meunier の多そうな奴)の長期熟成した様な感じに見える。

 
Les Meilleurs Vins de France 風に点を付けると…、Millburn= 18 / 20Glenlossie19 / 20

Part 3 に続く

※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(May. 2012)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。




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ウィスキーを含めたハードリカーでは、イタリア向けのボトルは美味いというが定説にされている様な部分がある。
これを信じ込むのは危険だが、確かに、イタリアで昔流通していたジン等は美味しい物が多かった。スコッチでも、イタリア向けというボトルは日本でも人気がある。
イタリアには、秀逸なインディペンデントボトラー(独立瓶詰業者)や酒商も多い。何と言っても、Edward Giaccone は今でも伝説である。特にMacallan 絡みで有名だが、他にも沢山の超伝説的なボトルがGiaccone 向けのボトリングで産れている。


ここで何と言っても忘れてならない名前がある。
伝説のボトラーとして今でも語られるSestante (セスタンテ)である。Sestante はGordon & MacPhail と結びつきが深く、樽の供給も多数受けていた様である。幸運にも、去年秋に京都の名店で逢えたので画像と共に取り上げてみる。


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上段左=Dallas Dhu 17yo 43%
Dallas Dhu というのも評価を下すのがなかなか難しい蒸留所である。このボトルは、然程フルーティーとは言えないが、スパイスクッキーや焼八つ橋を連想させる様なニュアンスに、 柑橘類の皮の様な香りもある。シリアル系の舌触りから、モルトの水飴みたいな麦感がじんわり来る


上段右=Tomatin 15yo 55%
蒸留年は見当たらなかったが、Sestante でも末期のボトルと思われ、流通が1980年代後半となると蒸留は70年代前半という事になる。
70年代蒸留Tomatin は近年大人気であるが、フルーティーでスパイシーな要素を期待する傾向が強い。


このボトルはそういうものとは趣が異なる。先ず、酒質がかなり硬い。昔のスコッチを圧縮した様な全体像である。古き佳き日のスコッチはこんな香りと味だったというのを強く感じさせるので、この事事態は非常に好感を持てる。シリアル感が強めであるが、跡からシロップ状の舌触りに変わる、同時に少しフルーティーな感じが出て来る



下段=Bowmore 1971 15yo・59.1%
のっけから上品なシェリー樽の香りにうっとりする。 スモーキーさやピート感は然程ない。舌の上では上品に甘く、オイリーさもある。そこからトロピカルフルーティな展開に。特にバナナやマンゴーの要素が強いと思われる。更には、Armagnac、Calvados、チョコレートオレンジ、遂にはカモミールという様な要素も感じられた。
しかも、自然で切れ目なくこういった要素が湧き出るのである。 余韻も伸びやか且つ文句のない長さで、Queen of Islay という称号に相応しい逸品であった。
90年代以降、復活が叫ばれ高評価のボトルも多いBowmore だが、このレベルの原酒はなかなか生まれて来ないであろう。


Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けると…、
Dallas Dhu17 /20Tomatin17.5 /20Bowmore18.5 /20


続きはPart 2 にて

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mu-ton02音楽のまち・かわさきというプロジェクトが「音楽のまち・かわさき推進協議会」(註1)という民間団体のもとで進められている。

その一環として、川崎駅周辺では毎週末・祝日を中心に「公認路上ライブ」という形のステージイベントが開催される。
西口MUZA ゲート前、京急川崎駅側の銀座街アーケード内を主に、市役所通東横インエントランス、川崎信用金庫かわしん広場等の会場も不定期で設定される。


そこで演奏するアーティスト達はかなりの数になるが、その中から一部ではあるが当ブログで簡単に紹介して行きたい。逢える確率はアーティスト毎にかなりバラつきがある。

各種音楽イベントの内容・日時・出演者等に関しては、音楽のまち・かわさき公式HP のイベント案内の項目を随時チェックされたい。



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伊藤 さくら(いとう・さくら)
キャッチフレーズは「心のお薬シンガー」 デビューは2007年、当時川崎市に存在していたリノレコードから。(註2)デビュー当時は会社員との兼業であったと記憶している。
以前は「リノガールズ」の一員として、秋葉原・代々木公園・錦糸町等での路上ライブも頻繁に行っていた。2010年6月リノレコードを離脱。
川崎にはリノ時代から結構な頻度で出没。川崎の顔と言えるアーティストの1人。 下段画像にある様なギター弾き語りは去年から。
伊藤さくらオフィシャルブログ URL=http://yaplog.jp/harinko/

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安本 美緒(やすもと・みお)
当ブログで既に紹介済みであるが、この人も川崎の顔と言えるアーティスト。
紹介記事=
Part 1Part 2

born Jan 30th 1984 at 横浜市港北区
4歳からクラシックバレーを始め、高校在学中、17歳でオーディション合格。それを機にプロのダンサーに。ダンサーとして順調にキャリアを積んでいたものの、満足出来ず、本来不得意な歌に挑戦する事を決意し、2007年より歌手活動を開始した。
現在までにシングル4枚をリリースしているが、歌手活動5年になる今年、更に大きなステップアップが期待される。6月上旬にはワンマンライブを行う。 最近では、イベント等での司会業にも進出。



この特集は不定期でアップして行く事になるが、その弐に続く


註1) 2004年4月に川崎の音楽関係者、メディア、行政等が協力して設立した組織。
註2) リノレコード(Reno Record)は川崎市多摩区に嘗て存在していたインディーズレーベル。所属歌手は女性のみで、彼女達は総称で「リノガールズ」と呼ばれていた。上野まな(現在TV タレントとしても知名度を上げている)もここからデビューしていた。



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左画像=Saint-Joseph "Les Granits" 1995 M.Chapoutier
M. Chapoutier(ミシェル・シャプティエ)と言えば、Guigal と並ぶRhône のビッグネーム。1989年に代替わりしてビオディナミを採用、1990年代からの快進撃は有名。Ermitage (Hermitage)Pavillon、Meal に始り、Côte Rôtie Mordorée 等の今や高価になったワイン達がある。
このSaint Joseph はSyrah 100% 最高のSaint Joseph の1つで、二流三流の造り手の駄作のHermitage なんかより遥かに良いであろう。
全体としてフルーティーなニュアンスがやや勝っていて、ややハイトーンな感じであるものの、カシス・ブラックチェリークランベリーブルーベリーの果実の要素に、カカオ・レザースミレの様な香り、更に僅かにシナモンやクローブの様なニュアンスも。新大陸の物にありがちなくどさやいやらしさは無い。広がりや力強さは文句の付け様がなく、流石と言える。
Saint Joseph でも、15年位平気で熟成する物は結構あるのである。Saint Joseph らしい味わいで、それを高次元に高めた様な感じである。

Les Meilleurs Vins de France 的に点を付ければ…、 18 / 20
 
右画像=Saint Joseph Le Berceau 1999
Bernard Grippa(ベルナール・グリッパ)なんて日本のファンには馴染が薄い銘柄かも知れない。私もある酒屋のセラーに眠っていた古い在庫を見付けて入手したのである。ここはSaint Peray とSaint Joseph を作っている。このラベルは以前のラベルで、最近のヴィンテージではデザインが違う。
Saint Joseph Le Berceau は紅白両方が存在するSP キュヴェである。クラシックな作り手と言えるが、酸やタンニンはまだ結構なもので、色も暗め。Chapoutier に比して、全体のトーンも僅かに暗め。Saint Joseph の一般的イメージと少し違うかもしれない。
プルーン、ブラックチェリービターチョコミックススパイススミレミント、ローズマリーアーシーな感じに鉄っぽいニュアンスもある。秀逸な作柄と言える1999年である事を思えば、もう1段階熟成する事は充分可能と思われる。

Les Meilleurs Vins de France 的に点を付ければ…、 18 / 20
 


Saint Joseph のエリアは、北側が一部Condrieu と重なり、南はCornas と境を接する。赤白両方があるが、90%以上が赤である。
土壌は花崗岩主体で、急斜面部分のワインがSaint Joseph として売られ、平野部分のワインはジェネリック=Côte du Rhône で売られる。
この記事の2カ所以外の主な作り手は、Delas、Guigal、Domaine Coursodon、Pierre Gonon、Andre Perret 等。



Côte Rôtie、Hermitage という超銘醸地は、元々狭い上に、Guigal、Chapoutier Delas、R. Rostang 等の名門が主だった畑を悉く押さえているので、他の作り手は新規に入り込めない。
Saint Joseph やCornas はまだそういう状態ではないので、名門から新参者まで色々な作り手がひしめく状況になるのである


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