国民を悉く地獄に落とす事が決定的なマイナンバー(以下、MN)という制度について改めて述べて行くその2回目。電子政府・行政スリム化等の色々な美名はあっても、結局は市民をデータという形で徹底監視する事に狂奔していると言って良いだろう。

2002年に住基カードを持たせれば電子政府が実現出来ると、大風呂敷を広げてやらかしたのがあの住基ネットであったが、最初の10年で4200億円をドブに捨て大失敗して、まだ1年当りで120億円程の税金を飲込み続けている。
御存知とは思うが、政府は国民の一挙手一投足を監視すべくMN カードを国内パスポートとして携帯を義務付ける事を狙っている。
ただ、その為にMN カードが恐ろしく危険な物になったのである。
何せ、顔写真とMN が堂々と記載されている電子証明書なのだから、紛失・盗難は元より不正にスキミングを食らった場合でも、成りすまし犯罪の被害に遭う事はほぼ決定である。

こんな事もあって、MN カードの交付は当初企んだ様には進んでいないのも事実である。



このMN カードがクソなポイントはまだある。政府側は電子政府推進に必要なアイテムだというが、このカードと専用リーダーをパソコンに繋ぐという形でしか使えないのである。スマホ等のモバイル機器では無理なのである。
カードとリーダーを使わせるのではなく、ワンタイムパスワード等を活用する様にシステムを構築した方が合理的である。
因みに、オーストラリアの電子政府 ” my Gov “ では、カードなんて使っていない。その代りに7桁のパスワード+3つの質問でログイン出来る様になっている。同国ではスマホ使用の納税申告が普及している。
世界的にも電子政府でIC カードを使わせる国は極少数で、ワンタイムパスワード等によるデータセキュリティシステムが主流で、携帯に続く第2のガラパゴス現象が日本では起きているのである。

国民のサイドからしたらあまり使えないこのアイテムだが、カードの存在で既に潤う連中がいるのである。それは言うまでもなく、IT とその関連業界である。カード自体が公共事業になっているという訳である。総務省だからダム、高速道路、新幹線は作れないといっても、それなら個人番号カードでという事なのである。
アホバカ公共事業のやり方なんて幾らでもあるという事なのであろう。



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マイナンバー法は個人情報保護法を一般法とする特別法である。小規模事業者に当たる場合は個人情報保護法上の個人情報取扱事業者から2018年5月まで除外されるが、MN 法では除外はされない。ただし、小規模事業者に対して緩和された安全管理措置を認めている。
とはいっても、特定個人情報の取扱に関して、MN が絡む業務の洗出し、取扱規定の策定、番号収集・本人確認実施体制の明確化・扱範囲の限定・安全管理・担当者に対する監督の体制整備が必要になる。
更には、税務や社会保険届出事務を外部に委託するような場合、受託者に対し別途書面を取り交わして取扱の適正さについて監督する義務が生じる等の負担が生ずるのである。
これらにプラスして、万が一にでも漏洩した際の民事賠償も見越して保険に加入する事も検討しなければならない。





例えば、給与やバイト代の支払いを受ける時に、MN を通知しなければ給与を支払わないといわれる事も想定される。そこでMN 付個人情報なんて危険すぎてそんな簡単に出せる訳がないと拒否したとする。
その場合でも支払いは受けられるし、雇用主は支払わなければならない。
MN を通知しないから解雇とか不採用というのはあり得ない。又、MN を書かない支払調書でも税務署は受理する(今のところ)。必要があれば税務署サイドで端末で調べて書き込む事も出来るからである。
無論、法令に定められている範囲外でMN の提供を求めるのも違法行為である。



非常に恐ろしいその序に述べれば、
国税当局には自由にMN 付個人情報を横流し出来るシステムも用意されている。MN 法及びその施行令に規定される要件下ではMN 付個人情報を他の機関に提供出来ると規定されているのである。
警察(特に公安)や検察と国税当局というとんでもないタッグが出来る事も十分予想され、一気に暴走し誰も止められなくなる事も危惧しなければならないであろう。これは決して荒唐無稽の一言で片付けられる話ではない。




MN 制度だけでも恐ろしいのに、共謀罪の新設やその先に見据えられている治安維持法の復活という事態になれば、それらの複合技で本当に酷い社会に成り下がるのは目に見えている。主権在民によって成り立つべき近代国家の本当の危機は直ぐそこにあると考えなければならない。
こうなってしまったら、完酷・来た挑戦や注獄の事は笑えない。


人や世の役に立つ事よりも、厄災を齎しまくる事を専ら優先するからこそ厄人なのである。



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