ここで取り上げるDomaine Ghislaine Barthod(ドメーヌ・ギスレーヌ・バルト)をご存知の方もかなりおられるとは思うが、この蔵は1925年、Marcel Noëllat(マルセル・ノエラ)等によってDomaine Barthod Noëllat(ドメーヌ・バルト・ノエラ)として設立されたドメーヌで、その本拠は勿論Chambolle-Musigny(シャンボル・ミュジニ)村。同村内に7つの1er cru を保持していて、この村の所謂スタードメーヌであるのは言うまでもない。

1999年に前当主Gaston Barthod(ガストン・バルト)が死去して、その娘であるGhislaine が3代目として継承し今に至っている。1986年からここのワイン作りに関わっていた彼女だが、この1999年は彼女一人で取り仕切って作った最初のワインという事になる。

ghis99a先ずその色を見ると、綺麗でクリアなガーネットを湛え、この幸先良いスタートで展開に対する期待も高まる。

香りと味のエレメントを挙げてゆくと…
トリュフ、土、、ポルチーニ、ミネラルが先行
続いては野薔薇焼きたてのパンフレッシュの苺、ラズベリー、
クランベリー、グロゼイユ(赤スグリ)


勿論これでは終らず、楠、黒文字、シナモンリコリス、カラメル、
チョコレート
干し黒無花果ローズヒップ、ハイビスカスティーマロウ、ラヴェンダーミント昔のヴェルモットなんて辺りがサブキャラ的に現れる


酸が強い、まだまだ全体を引き締めているのを通り越し、全体を制している。でもこれが、本来のシャンボールの姿かも知れない。しかもその酸は強くとも収斂性はなく、タイトでスレンダーな形は一貫して崩れない。勿論これと同時に複雑さと豊かさもしっかり感じられる。

その浸透力も一貫して続き、徐々に盛り上がり更には吹け上って行く。流麗で非常にシルキーなお澄まし系の躯体で、秘められた美しいパワーというべきものを見せつつ、崩れる事もなく切れそうになっても切れずに長く続く。ただ開くのには意外と時間が掛る。


一般受けはし難い部分もあるだろうが、ワインの分かる御仁なら喜びを以て受け入れられる代物なのは間違いない。



Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるとするならば… 18 or 18.5 / 20





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