Dufftown 街角ミュージック

穏健リベラルの波とマイナーパワーがこの世を救う

2016年9月、FC2 から移転。
Blairfindy1号2号から大文字左京(だいもんじ・さきょう)に改名しリスタート
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Aberlour 1994 18yo 60.9% World Wonders (Morrison Mackay)

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今年4月、渋谷で行われたTokyo International Bar Show 2013 でテイスティングした一本。リリースと同時に注目はしていたのである。

色はやや軽めのゴールド
最初は僅かにエステル、ヴァニラ。そこから林檎洋梨ラスベリーレモン、グレープフルーツ
続いてミント
こういうイベントではじっくりテイスティング出来ない状態で、もう少し色々分析しないと正確な所は判らないが…

舌触り的にはシリアルっぽさはあまり感じず、モルト感が出ている。

途中から、トロピカルフルーティーに展開。ライチパイン、マンゴー、パパイアといった要素が前面に出て来る。 余韻の長さは上々といったところか。

60.9%と非常に高度数なのでアルコールの刺激はそれなりに感じてしまうが、近年に出されたAberlour としては良い部類に入るだろう。
実売価格が9000円弱だった事を鑑みれば上出来か…。




Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるなら…、17.5 / 20


Morrison & Mackay
Morrison-Bowmore(Bowmore の経営母体)の取締役だったBrian Morrison 並びに、Scottish Liquer Centre のディレクター、Kenny Mackay が創業したインディペンデントボトラー。このWorld Wonders 以外にもVisual Flavor 等のシリーズをリリースしている。




※ この記事は旧ブログからの移転記事につき、旧ブログにてアップされた時点(Aug. 2013)での事実関係に基いて書かれているので、現在の事実関係とは大きく異なる場合があっても何卒ご了承賜りたい。

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Glenfarclas 1981 Port cask for Mähler-Besse 56.7%

Glenfarclas 1981 Port cask というと最近、31年熟成という奴が恐ろしい値段で出て来たが、これはそれとは全く別物。

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こちらは1999年瓶詰めなので10年以上前のプチオールドボトル位の感じになろうか。
これこそ、憶えていますか?というべきボトルなのであろうが、Château Palmer のオーナーだった事でも知られる酒商Mähler-Besse 向けに作られた1本、日本でも出回った。


物凄くワイン的とまでは言えないが、やっぱりポートカスクと思われる香味が強い。
干し葡萄のニュアンスが強く、続いて乾燥プルーン等々の乾燥青系黒系果実類のニュアンスが出て来る。
そこから微妙にリコリス、カラメル、カカオ、セミスウィートチョコ。樽についてはTawny のタイプのポートを熟成又はシーズニングしたと推察される。
その後からモルトらしさが出て来る。モルト感と共に、マジパン、アーモンド、カシューナッツといったこの蒸留所のベースを構成する要素が感じられる様になる。
やや小奇麗に纏まった感があるが、優良なFarclas という印象を持った。


この蒸留所はSherry cask というのを売りにして押し出しているが、ポートカスクになるともっとワイン的な部分が強まるのかも知れない。
 
Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付けるなら…、17.5 / 20

実は、数年前に都内某所でたまたま売られていたのを見たのだが、同じ並びにあった他のアイテムを選んでしまったので、結局買い損った。
価格(12000円位)を考えるとこっちも併せて買うべきだったかという後悔は未だにあるのである。




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コイツを憶えていますか? Talisker 10yo 1990s

コイツを憶えていますか?」なんて言っても、アルルの女第2組曲・メヌエットが流れては来ないので悪しからず!

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Talisker 10yo 1990s
言わずと知れたTalisker (タリスカー)のスタンダード・10年だが、これは1990年代初頭の物
地図ラベルとも称されるが、これも随分と懐かしいラベルになってしまった。小生が20年前に初めて飲んだTalisker はこのラベルだった。
小生が最初に出会ったモルトはGlenlivet なのだが、Talisker も順番でいえば、5番目以内には入っていたはずである。 現行品も悪い酒とは思わないが、随分と甘ったるくなってしまった印象である。20年前のTalisker はここまで甘くなく、現在の物より辛口で締まりがあってオイリーでスパイシーな部分が強かったので、非常にパンチのある酒だったと思う。



Talisker Distillery
言わずと知れたDiageo の主力蒸留所の一つ
1831年、Skye 島のCarbost にてMacaskill 兄弟によって創立する。経営者交代を数回経て、1881年Alexander Allan 及びRoderick Kemp の手に渡る。1892年、R.Kemp はTalisker を離れ、Macallan 買収に走る。
これを機にA. Allan は1895年にTalisker-Dailuaine Ltd. を構成。DCL 傘下になったのは1925年。1960年の火災で一旦休止するが翌々年に再建される。
United Distilleries を経てDiageo の一員に。蒸留器は初溜2基+再溜3基と変則的で年産はアルコール換算275万リッター程度、冷却はワームタブを使用。年間40000人の見学客を受け入れている。




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コイツを憶えていますか? Aberlour 100

コイツを憶えていますか?」なんて言っても、アルルの女第2組曲・メヌエットが流れては来ないので悪しからず!

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ABERLOUR 100proof (lot 1990s)
今は存在していないアイテム。100proof という通り、度数は57.1%。
画像の物は1990年代の100cl(リッター瓶)だが、他に33clのボトルもあった。
元々は免税店での販売用のアイテムだった。10~15年前後の原酒を中心にヴァッティングして作られていると思われる。
原酒の一部はシェリー樽なのは間違いない。 終売時期は覚えていないが、素直に美味しいと思える酒だった。


際立った所はないが、バランスが良く、度数の高さもあって一寸したパンチもあり、Aberlour の素性の良さは感じられた。上質なSpeyside の見本の一つだったかも知れない。
この蒸留所の最近のボトルはかなり軽くなっている一方、a'bunadh の様な少々際物っぽい物も目立つ。
現在この100 proof が存在しないのは残念だが、もし作られていてもグレードダウンは避けられなかったかも知れない。



Aberlour Distillery
1826年にJames Gordon及びPeter Weir の手により創業。1879年に火災で焼失も、直後に銀行家だったJames Fleming により再建。1880年代にAlfred Bernard が行った一大調査旅行で1887年に訪れた際に" perfect modern distillery " と評された。1898年にも大規模火災に見舞われるが、再建と共に規模も拡大。
その後、数回のオーナー交代・2度の操業中止を経て1974年からPernod Ricard 傘下に。2002年には新しいビジターセンターもオープン。蒸留釜は2対、年産320万リットル(アルコール換算)




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Cos d'Estournel 1990

cos90n01Cos d’Estournel(コデストゥルネル)でも非常に評価が高いとされた
1990年だが、このワインの第1印象は兎に角タニック。そして色もどぎつい感じ。濃いガーネットの様に見えて、まだルビーパープルがかなり残っている。熟成したのかしていないのかも分からない様な色。

タニックなのが問題なのではない、バランスに問題がある様にしか思えない。タニックな割に全体が緩く感じるのである。それがタンニンをより際立たせる。

本来Cos d’Estournel はそんなワインではなかった筈であるから、非常にイラっとする。

カシス、ブラックベリー、ブラックチェリー西洋杉、sous bois、なめし皮、エスプレッソ、ビターチョコ、昔のキナ(China)リキュール等々という辺りのフレーヴァーが拾い出せるが、全体として単調になり易い。
小生を更にイラッとさせるのは、所々間延びが見受けられるところである。1990年のボルドーは大変暑い年だった事もかなり影響していると思われる。


新大陸の一部のカベルネ程にきつさや諄さはないのが救いではあるが、このクラスのワインに期待すべき要素を満たしているとは思えない。余韻も期待した程伸びてこない。過剰抽出を疑わせる様な痕跡もある。

Les Meilleurs Vins de France 的な感じで点を付ければ…、17 / 20


1980年代終盤辺りからボルドーワインの作りは大きく変わってしまった事を如実に表す1本だと言えよう。
ボルドーワインは、自らのidentity 及びdignity と引換に、換言すれば精神性を捨てて=人間を辞めて金儲けの機械に成り下がって、今日の商業的拡大と経済的成功を得たとも言ってしまって構わない思う。
ボルドー辞めますか?、それとも人間辞めますか?とすら言いたくもなる。
今や、世界中の赤ワインが右へ倣えして特徴の無い物が増えすぎてしまっている。何処でどの品種を使っても大差なくなってしまった。


ワイン産業は世界的に成長を続け、自動車産業を超えたとする話もあるが、実際出て来るワインはつまらない物が多いので、ワインの話で心が動く事も少なくなってしまった。



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