Dufftown 街角ミュージック

穏健リベラルの波とマイナーパワーがこの世を救う

2016年9月、FC2 から移転。
Blairfindy1号2号から大文字左京(だいもんじ・さきょう)に改名しリスタート
旧名義の画像が混在しているのは御了承願いたい

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鶴橋って・・・ 其の壱

ここ最近は仕事が立て込んでいた上に、風邪をひくわ背中は痛めるわで更新が滞り 9日も空いてしまったが、何とか更新を再開する事と相成った。

鶴橋といえば大阪でもかなりメジャーな街。JR 環状線近鉄大阪・奈良線、更には地下鉄千日前線が交差する交通の要衝である。ただ、メジャーな道路は直ぐ近くには無く上町筋と今里筋の丁度中間にある形になる。


kt-asvg@matdk01
特急区間準急の離合 2013年11月・大和高田~松塚間

この鶴橋に小生が最初に降り立ったのは20年以上前のまだ20代半ばだった時で、大阪も関西も良く知らなかったのであった。東京の感覚でいえば、有数のメジャーな駅がある所であればモダンで華やかさのある町を想像しがちにもなろうが、そこは大阪!想像とは真逆の別世界!
その最初の印象としては焼肉屋がやたらと多い、大阪の御仁達はそんなに焼肉が好きなのかと思いながら自らの眼を疑ってしまった。総体的にはごちゃごちゃしていて狭くて薄汚くあまり良い印象ではなかった。(何故そうなのか当時の小生は知らなかった)


その後、鶴橋を通る事は幾度かあったものの、降り立つ機会は無かった。ところが去年の小生は鶴橋に2回降り立った。約20年ぶりという事になる。
1回目は4月下旬、朝方に神崎川で阪急神戸線を撮影した後、梅田から環状線で鶴橋へ。駅から千日前通を500m程東に行った所の有名なスーパー銭湯に一風呂浴びに行ったが、駅周辺から僅かに歩いただけで住宅地という趣に変わってしまう。
駅周辺のガード下では日曜の昼間だというのに立呑み屋が平然と店を開けていて、そこには焼き鳥等を片手にビールだの酎ハイだのをやっているオッサン達がいる。何処となく羨ましい気持ちもある中でディープな大阪の一端を覗き見る事が出来たのだが、それはまだ本当に一端に過ぎないのであった。それでも鶴橋のその光景は東京ではまずお目に掛れないものであろう。
何せ大阪ミナミの中心である難波から僅か3km東に行っただけでこんな光景に出くわすというのは東京の人間には少々理解し難いものかも知れない。


323ls05@kyob01
環状線の新しい顔である 323系  撮影は2017年8月・京橋駅にて

4月のその時は風呂屋を出た後、そそくさと京橋経由で寝屋川に向ってしまったから鶴橋をブラブラする事はなかった。それだけだったらネタにならないのでここに書くわけは無い。続きは11月の話になるのだが、そこは次の記事にて。

関連記事=The Legendary Super Star 阪急電鉄6300系電車 追撃遍 Part 1
       KAWASAKI vs. UMEKITA ~東西バスカー大戦争?~



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JR 貨物は芸無し? 桃太郎のどこまでやるの?=「桃どこ」

去年で国鉄も民営化30年の節目を迎え、JR 貨物も当然30歳の節目であった。そんな時なら当然記念事業が幾つかあっても不思議ではないが、その手の話は聞えて来なかった。

明けて今年=2018年は ゼロロク様 こと EF66-0 番台 登場から丁度50年!、なのだが…
去年から今年にはかけて ゼロロク の廃車が一気に進んで、現在稼動しているのは #30・#27 のみという状況で、先日も 36号機 が全検期限を2年残しているのに廃車されている
かくして EF66-0 番台 もめったにその姿を拝めなくなっているが、その裏でサメちゃんの部品確保ですら相当困難になってきている事も考えられる。
何せ、平成生れのサメちゃんですら2021年から3度目の全検が切れてくるのである。「サメちゃんも一寸工夫でこの美味さ」などと呑気な事もぬかしていられないのかも知れない。
去年JR 東日本は国鉄形車両の部品のメンテナンスを打ち切っている。この流れが他のJR 各社に波及するのは間違いないと考えられ、JR 貨物もその例外にはならないであろう。


今や直流区間を制圧しかかっている EF210 だが、本来セノハチ用捕機として製造された筈の300番台も遂に2桁に乗り、更なる増殖が進んでいる模様で山陽本線全般で幅を利かせている。

210901@mizs01
ももちんクマイチ ワシクリの水沢踏切にて

ももちんことEF210 も量産化から丁度20年という節目を迎える。 EF210-901 が試作されたのは1996年、基本設計は1990年代半ばのものという事になる。基本設計自体は旧いものとなりつつあると考えられる。日本のメーカーは機関車の海外受注は殆ど出来ていない。機関車を作ってもJR 貨物にしか売る所が無い様な状態である。JR 貨物・川重・東芝は戦略の見直しを迫られるであろう。
特に、これから機関車(車両)部門の比率を上げざるを得ない状況にある東芝にとってここの部分は大変な問題になって行くのは自明の理である。


ただここで機関車世界戦略を立てようにも、日本は島国で狭軌という決定的なハンデがある。国を跨いだ物流網を陸上交通で作る事が不可能なのだ。欧州等で行われているトレーラーを丸ごと貨車に載せて運ぶという様な芸当も出来ない。

国内の事を考えても、伯備線や中央西線はどう対応するのか?
ブルサン増備は現実的でない様に思われる。中央西線にH 級機が入れる見込みは立たず、伯備線ではオーヴァースペックになるのは目に見えている。
EF64 後継機は開発しなければならない可能性は高い。牽引力にウェイトを置き、ノッチ段数も大幅に増やしてホイールスピン対策を施す必要がある。 EF210 でさえ3400kw程度の定格出力があるので、新設計でなら勾配線区仕様の牽引力重視形でも3000kwに近い定格出力も確保出来るのではないかと思われる。更に中央西線での重連にも備えて重連総括制御と貫通型の前面も備えれば良い。
これなら牽引する列車の性質如何によっては首都圏や京阪神等での運用も可能であろう。


641043@toyd01
今では見られなくなった中央東線でのロクヨン重連 2010年1月・日野~豊田間

更に先を見据えて新しい基本設計によるEF220?・230?の開発を急ぐべきである。そこから更に輸出用のプラットフォームを作ればよい。 EF210 既に旧いフォーマットになりつつあるのだから、ヴァージョンアップした新しい機関車開発は必要な時期が来ていると考えられる。当然、ブランドイメージを上げるべくデザインも大きく見直すべきである。
新しい展開を生み出す事なく20年、30年と唯々同じ物を漫然と作り続けるというのなら、嘗ての国鉄が経営悪化と労使紛争に明け暮れて進化の歩みを止めてしまった暗黒の歳月を再現する事になりかねない。
「どこまでやるの」といって呑気に馬鹿の一つ覚えみたいに何処までもやっていてはならない

JR 貨物も川重も東芝もやる気あるんでちゅかぁ~?
入口があったら出口もあるんだよ! バーカ!


210155@mizs01
EF210-155 2014年・水沢踏切にて

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Pommard 1er cru Rugiens 1995 Pothier Rieusset

今回登場する Pothier Rieusset (ポティエ・リュセ)という蔵をどれだけの人が知っているだろうか?
そういう小生も、実はこのボトルを購入するまで知らなかったのだが、昔からかなりの高評価を得続けていた生産者だった様だが、この蔵の情報は色々調べても余り出ていない、何せ今は存在しない蔵なのだから仕方ない。
最終的には2001年に Pothier 家の姻戚にあたる Fernand et Laurent Pillot (フェルナン・エ・ローラン・ピヨ)に吸収される形で終わってしまったという事である。
約20年前の時点での情報を噛み砕いてみるとこうなる。ここの作り出すワインだが、樽の中の状態では開いているが、瓶詰後は固く閉じてスローテンポで熟成する傾向で、ざっと10年位は見なければならないという事だったらしい。醸造に掛ける時間は長く、その後の樽熟は2年近く掛けるが、使用する新樽の比率は1/3程度とされる。
この蔵の 2枚看板が Pommard 1er cru (ポマール・プルミエクリュ)Rugien(リュジアン=約0.54ha所有)並びに Clos de Verger (クロ・ドゥ・ヴェルジェ=約0.74ha所有)だったという事だが、白ワインでも Meursault 1er cru Les Cailleret は出色の物らしかった。兎にも角にも忍耐の要るワインを造っていた模様で、Pommard のみならず côte de Beaune (コート・ド・ボーヌ)でもトップクラスの作り手だったのは間違いない。


pomrug95pr01この記事ではこの蔵の看板商品だったPommard - Rugien を取り上げる事になった。(テイスティングは2016年)
色はかなり薄い、その薄さに結構びっくり。ロゼかと思うような感じだが、オレンジがかったガーネット。如何にもクラシックで古き良き日の匂いを漂わせそうな感じを出してくる。
ここから拾い出したエレメントを挙げて行くと・・・その第1グループとしては、トリュフ、葉巻、枯葉、土、ポルチーニ、なめし皮、リコリス、
Fernet 系のリキュール
ラベンダーカラメル、Bénédictine、といった長期熟成の痕跡を示す物達が顕れ、そこから野薔薇、ラズベリー、イチゴブラックチェリー、チェリーブランデーPX のSherry、山査子ハスカップといった所で纏るだろうか。


20年以上たった今でも酸の主張は強いが、収斂性はなく、果実の凝縮味は薄く水平になだらかに広がるが、十分以上の旨味感を演出している。シームレスな構造を持ったこのワインは上質なお澄ましの様で、柔らかく流麗な一体感そして抜ける様な透明感が続く。アフターはその残響の様にして、強烈さはないものの、しっかり痕跡を残し続けて、かなりの長さ。そして終始気難しい。

この時点で21年経過だったが、まだもう2年位待って上げられたらもっと面白い展開だったか、もしそうだったら一寸残念。その素晴らしさをストレートに教えてくれる様なタイプのワインではないが、何はともあれ、最上の Pommard の一つである事は間違いない。

こういうタイプのワインを理解し愛でられる様になるのには相当な修行が要るのだろう。小生も果たしてどれだけ理解出来たかというとその点には自信がない。


いつもの様にスコアリングしてみると・・・ 18 / 20



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Clos de Vougeot vielles vignes 1998 Haegelen-Jayer

当サイトで2度目の登場となる Haegelen-Jayer (エジュラン・ジャイエ)だが、この作り手は既に幻になってしまった。そもそも、このドメーヌの所有していた畑の面積は 4.2ha と非常に小規模という事もあり日本で見掛けるチャンスも非常に少なかった。
ドメーヌ自体についてはこちらの記事でも触れている。Jayer とは名が付いてこそいるが、当主だった Alfred Haegelen (アルフレッド・エジュラン)氏自身は Henri Jayer (アンリ・ジャイェ)の姪である Madeleine Jayer (マドレヌ・ジャイェ)の配偶者であり、外戚の一人となる。(1962年に結婚)
ワインの作りも日本でだけやたら有名な Henri Jayer とそれを受け継いだ Méo-Camuzet (メオ・カミュゼ)の系統とは全く異なるものだった。
2013年に取り上げた Echézeaux (エシェゾー)と今回フィーチャーする Clos de Vougeot (クロ・ドゥ・ヴージョ)がこのドメーヌの2枚看板だった。実はこの生産者は2009年に殆どの畑を Domaine Laurent (ドメーヌ・ローラン )に貸し出ししてしまい、1969年から続いた40年の歴史に事実上のピリオドを打った。(理由は高齢になったための引退)


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この非常に貴重になってしまったワインについてだが・・・(テイスティングは2016年の春頃)
色は微かにレンガ色の入ったガーネット
香味のエレメンツを挙げて行くと先ずは、シナモン、クローブ、ナツメグ、黒文字という所から始って、ラズベリー、苺、Fraise des Bois、クランベリー、レッドサワーチェリー、というあたりの赤系果実達がじわじわ出てくる
更に Fernet みたいなイタリアハーブ系苦味酒、野薔薇、ローズヒップブラックソーン(果物)、ブラックチェリー
これで終らずミント、昔のコーヒーリキュール焼きたてのクロワッサン、焼きたてのバゲット、後に微かに葉巻


酸はまだ強く出て来るが、タンニンは表立っては強く出て来ず、全体的にお澄ましの様な躯体を見せている。
ボディはまだタイトさを残すものの、果実味、酸、タンニン、旨味感の溶け込み方は絶妙。やや淡い感じもあるが、それでもコンスタントで水平に広がりながらしっかり伸びる、消えそうで消えない。
迫力不足を感じてしまう場面もあるものの、クラシックなブルゴーニュの良さは十分に見せてくれるので、1998という年の特徴を考えれば、全然素晴らしい部類か。
ただ、惜しむらくはアフターが静かで一押しが足りない事か

この Clos de Vougeot をテイスティングしたのは2年近く前、Echézeaux v.v. の方は約5年前なのでこの両者を一概に比較するのは難しいが、如何考えてもEchézeaux の方が良かった事は間違いない。

いつもの様な感じで採点してみると・・・ 17.5~18 / 20



)ベルギーの菓子職人からワインに転向し、ネゴシアン(nègociant、酒商)として一躍スターになった Dominique Laurent (ドミニク・ローラン)が息子の Jean (ジャン)と共に2007年に開始したドメーヌ部門。正式には Domaine Laurent père et fils
ワインを樽で買い付け熟成と瓶詰のみ行う場合はネゴシアン物として出るが、自社畑にて栽培から瓶詰まで一貫で行って出されたワインはドメーヌ名義で出される。(ラベルも違うので容易に見分けが付く)



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Glenturret 1977-2013 48% for Bar Caruso / Speyside Way

久方ぶりとなるウィスキーのネタ。今回は去年4月に神戸の言わずと知れた名店 Bar Main Malt で頂いた一杯をご紹介したい。

Glenturret (グレンタレット)と言えば、以前はタウザーという名の猫がいたので有名だったが、蒸留所自体はマイナーである。
正式には1775年に創業だが、実際は1717年から密造していたとされる。当初は Hosh という名前だったが19世紀末に Glenturret に改名。その後オーナー交代を数回経て20世紀に入ると、アメリカで禁酒法が施行された影響で1920年代に閉鎖され、それから約30年の沈黙を経て James Fairly という愛好家の下で1957年に再開。(今でいう小規模クラフト蒸留所みたいな感じだったか)
1981年にCointreau (コアントロ)に買収され、1990年からはHighland Distillers(ハイランド・ディスティラーズ)、1999年からはEdrington Group (エドリントン・グループ)傘下になっている。(Macallan やHighland Park と同じ仲間になったという事)
有名ブレンディドウィスキーの Famous Grouse (フェイマス・グラウス)の主要原酒の供給源であるが、この蒸留所の生産量自体が少なく、更には2002年に F. グラウスのヴィジターセンター " The Famous Grouse Experience " が作られると、こちらの方がメインになってしまって益々蔭が薄くなっている。
このボトルは新宿のBar Caruso(カルーソ)と自由が丘Speysideway (スペイサイドウェイ)というウィスキーファン御馴染の有名店 2件によるプライヴェイトボトリングである。


gturt772013a
色は若干浅めのゴールド
グレープフルーツオレンジ焼き林檎洋梨カラメル
financier、tarte d’amandecrème patisiere
framboise、groseille、苺黄桃白桃ミラベル、焼きバナナ

更に続いては吟醸酒、熟成純米酒、vin jaune註1)、ChampagneMeursault註2)、Bonnezeaux 註3)、グラッシーなタッチ


最初は多少の収斂性と硬さを見せるが、やがてモルトの膨らみが出てきて円やかになる。
日本酒的なフィーリングが結構あるのと同時に、Chardonnay (シャルドネ)系のものを始めとして色々な所の白ワインを想起させるという大変ユニークな展開が楽しめた。

48度という割にはコシもしっかりしているが、これでアフターにかけての盛り上がりとノビという点はショボい訳ではないが、今一つ足りない様に思われた。
何やらかんやら言うても、これが70年代蒸留の底力だと納得出来る出来栄えで、80年代以降蒸留のものでは長熟させてもここまで行かないかも知れない。

仮に Les Meilleurs Vin de France 的な感じでスコアリングするのであれば・・・ 17.5 or 18 / 20





註1)ジュラ地方の銘醸ワインの一つで、Savagnin(サヴァニャン)種100%でつくられる特殊なワインで、非常に長熟なワインとしても有名。
註2)ブルゴーニュを代表する白ワインの一つで、基本的にはChardonnay 種で作られる。ナッツ類とミネラルのニュアンスが強めで、全体的にグラマラスな躯体を持つ傾向があるとされる。
註3)Chenin Blanc (シュナン・ブラン)種で作られ、Loire (ロワール)3大貴腐ワインの一角を占める。Anjou-Saumur (アンジュ・ソミュール)地区の甘口ワイン産地である Coteaux du Layon(コトー・デュ・レヨン) の上位のAOC に認定されている



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