Dufftown 街角ミュージック

穏健リベラルの波とマイナーパワーがこの世を救う

2016年9月、FC2 から移転。
Blairfindy1号2号から大文字左京(だいもんじ・さきょう)に改名しリスタート
旧名義の画像が混在しているのは御了承願いたい

記事並び画像の無断使用転載はこれを固く禁ず!
画像をクリックすると大きな画像が出る。

近鉄・阪神直通から10年 Part 1

先月20日、阪神なんば線は開通から10年という節目を迎えた。そこで阪神サイドだけでも10周年記念ラッピング列車の運行を1月から開始したのを皮切りに、薬師寺での記念コンサート開催、記念グッズ販売、記念ツアー、FM 大阪でのラジオドラマ放送その他の各種イベントが行われている。
同路線は元からあった旧西大阪線=大物~西九条と2009年に 3セク方式で新規開業した西九条~大阪難波の区間から成り立っているのはご存じだろうが、あのハッキリ言って冴えない支線のイメージしかなかった西大阪線の姿も隔世の感がある。(7801・7901形5000系列が4両の普通電車で走っていたのは味があったとは思うが)


ただ、近鉄と阪神の相互直通という展開については懸念材料もあった。
この両社、先ずは知っての通り車両の規格が異なる。長さは 6両編成で約12m違い、乗車位置も異なるという異例な相互直通である。しかもカラーというかキャラも違うので、相互乗入というコラボが噛み合うのかという部分、更には時は折しもリーマンショック直後という事や関西私鉄の地盤沈下もあって先行きが明るく見えない部分もあった。


嘗て東急東横線と営団地下鉄日比谷線の相互直通が行われていた時代(1964~2013)も日比谷線の規格=18m 3dr に合わせた乗入用車両を東急が用意していた。その終了後も東武との相互乗入は続いていて、遂に日比谷線側の長らく続いた規格を東武に合わせて変更=20m 4dr してしまった。(東京メトロ13000系・東武70000系導入)


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1230系VE35他6両による急行大阪難波行き・額田駅北側のストレートにて

奈良~大阪~神戸というルートが私鉄でも完成する事となった訳だが、JR との競争という部分でもスピードの面で不利だと思われていた。どこまでそのプラスの効果が出るだろうか疑問視する声もあった。
実際に利用者数に於いて初年度は当初の見込みを下回った=58000人/日程度。奈良・神戸というメジャーな観光地を大阪ミナミの中心地である難波を介して繋ぎ、沿線には甲子園もある。てなわけで、利用者数はステディな伸びを示し2017年の時点では10万人/日に迫る数字が出る様になった。


JR なら関西本線で天王寺から環状線直通の快速で大阪に行き、新快速に乗り換えるというのが一般的なパターン。これに対して近鉄・阪神直通の快速急行なら乗り換え無しで往来出来る。実質的所要時間は双方とも約85分前後で大きな差はない。ただ、JR ルートだと大阪駅で15分程待たされる事を鑑みると、正味の乗車時間はJR の方がかなり短い、関西本線が柏原や王寺を経由して大回りしているにも関わらずである。
因みに
この両社の相互直通開始によって、2010年度武庫川女子大学入試では奈良県在住の受験者が前年度比で36%増加したというデータもある事から、神戸~大阪~奈良という移動がやり易くなったのは間違いない。

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阪神1000系1204F の区間準急大阪難波行き・額田~石切間のS 字カーブにて

走行距離調整等の理由で阪神車による近鉄線内のみの運用例も見られる様になった。(この逆は無い模様)

阪神なんば線はこの10年で4回しか利用した事が無い。直通の快速急行でさえ鶴橋~難波~西九条は全駅停車なので非常にもどかしくトロい様に思えてしまう。それでも小生は京田辺・東大阪・大和高田といった近鉄沿線から西宮や神戸に移動するなんていうスケジュールを組んで行動した事があった。これを可能ならしめたは近鉄・阪神相互直通だったのは言うまでもない。
因みに奈良~三宮全区間快速急行に乗ると85分連続のロングシート地獄が味わえる
2009年開業区間=西九条~大阪難波間は西大阪高速鉄道(3セク)と阪神電鉄の上下分離方式となっていて、同区間では60~90円の加算運賃が設定されるという一種の罠があるので、鶴橋~桜川間では並行する Osaka Metro 千日前線より運賃が高くなってしまう。


このネタ、Part 2 へと続く!



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Bonnes Mares 1998 Pierre Bertheau

今回フィーチャーするのは Chambolle-Musigny (シャンボール・ミュジニー)の地味でも秀逸な生産者である Pierre Bertheau (ピエール・ベルト)、2004年に代替わりして François Bertheau (フランソワ・ベルト)と名を変えている。小生からするとクラシックで長熟なブルゴーニュとしての印象が強かったこのドメーヌだが、代替わりして以降、ワインの作りに変更が生じている様である。
先代の Pierre の時代は非常にクラシックな作りで除梗をしていなかった可能性が高いが、François は100%除梗をしている事からして若干でもモダンな方向に舵を切った可能性がある。
規模も 6ha強と非常に小さいもので、grand cru =特級は このBonnes Mares を0.38ha所有するのみで、残りはシャンボールにある 1er cru =1級及び村名が多くを占める


このボトルは2002年位に都内で購入した記憶があるが、その当時の価格は8000円台だったと思われる。1998というヴィンテージの評価が然程高くなかった上に、人気の高くない生産者という事でこの価格になったと考えられる。
それから15年以上経った現在、このクラスのワインは今や30000円を遥かに超えるのが当たり前になってしまった事を思うと隔世の感がある。


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この画像だが、ラベル滅失(´;ω;`)の為同ドメーヌの別銘柄の物を使用


肝心のインプレッションに入るが、先ず色は明るいガーネットでエッジはレンガ色が少し混じる。予想以上に色が明るくて少々ビックリ。

いつも通り出て来たエレメンツを挙げて行くと
先ずは黒文字野薔薇BénédictineArmagnacがお出迎えで続いてはハイビスカスティー、ローズヒップCrème de cacao、リコリス、シナモン
そこから更にラズベリーGriottine(グリオッティン)ラヴェンダークローブクランベリールバーブリエージュシロップ
微かにはジュニパー、ピート、プラリネキャラウェイシード


スワリングするとそのボディはシルキーで軽やかな一体感を以って香味共々水平方向を主体に広がる。水墨画の様なフィーリングで甘美さも結構しっかり出ている。タンニンもまだそこそこ健在、酸も1998という年を鑑みれば全然しっかりしている。
直球勝負的な強さは微塵も感じさせないが、20年という歳月を経て明瞭且つ空気感的になったしなやかさという一種の強さを感じさせる。加えて柔らかく消えそうで消えないアフターも印象的である。


ミッドのグラに少々物足りなさと間延びを見出してしまうのも事実で濃密さにはやや欠けるが、きっちりとしたシームレスな溶け込み感でカヴァーされ、梅酒の様なタッチを伴った伸びやかさで御釣が来るから何とかダイジョー V(古っ!)
斯くしてクラシックなブルゴーニュを又も満喫してしまった訳だが、この蔵は少なくとも親父の代(~2003)では期待通り非常に有能、但しテイスターを選ぶ。


小生的スコアリングの結果は… 18 or 18.5 / 20


関連記事=Chambolle Musigny 1er cru Les Charmes 1996 Pierre Bertheau



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今すぐぶっ壊した方が良いもの

本日2019年4月15日はまだ統一地方選(後半)の最中だが、「NHK をぶっ壊す!」と息巻く立花孝志氏。同氏は自ら率いる「NHK から国民を守る党」を7月の参議院選挙に参戦させると怪気炎を上げている。
だが、この国にはNHK は勿論の事、他にもぶっ壊した方が良いものも色々あるのではないかと、斯様に思うのは小生だけではない筈だ。


以下、ざつだん形式にて…

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〇〇から犬 HK を~、ぶっ壊す!

スポンサーにとって都合が悪くなる様な事は出せないのが民放=そこは分らんでもない。NHK はその縛りがない筈なのに反日報道ばっか=全く理解不能。

イラネッチケーで1人当りの人件費が1700万円やって、しかも築地のチョンコブラック企業に年間100億位平気で渡す。その財源はウチラから毟り取ってる受信料。

その1700億円って給料+退職者の退職金+各種厚生費の合計やで。

築地にあるチョン会社に支配されて、その内に傀儡化する定期。

もう既に傀儡化してんの! ワールドカップ放映権獲得の中でチョン通を介入させた犯人は電通の関連会社に天下ってる。そして、どっちも日本を代表するブラック企業で草生える

NHK 問題を追及した国会議員は殆どが文春砲食らって沈没しそうになっている。
文春があの〇通の意向で動いたとしか思われへん


紙のメディアも広告無かったらやってられないから、そこも件のチョンブラックに支配される。

懲戒免職になっても後で退職金払われるのは確実なんて頭がおかC 過ぎ~っ
NHK って日本犯罪協会の略称でしょ、本当は


犯罪のデパートか総合商社やろ、ここまで来たら片っ端から殺処分するしかないで!

釧路放送局の副部長の単身赴任手当て不正受給が29ヶ月で524万円やで、懲戒免職にはなったけど
単身赴任手当て不正受給224万円の奴は14日の出勤停止になったら C


あってはならないと言っていながら、とっくの昔に常態化なんて

女のスカートの中にスマホ差し込んで盗撮したプロデューサーは、不起訴になったからというので、定職 3ヶ月で済まされたらしい。

NHK って視聴者には外部の集金員使って無慈悲な事幾らでも平気でやる。反対に一度身内にした者達には大いなる慈悲を降される。結局はアイツら、もう頭がおか C

最低でも分割民営化するしかないなぁ~、でも民間の競争の中に放り込まれたら直ぐ潰れんの違うか?

鎌倉、井上、桑子、近江、林田、和久田あたりはセントフォースに無償で払い下げて、残りはちゃっちゃと解体殺処分駆除しろや!

今から楽しみやなぁ~、犬HK 最後の日が来るの。立花さん、応援してるでぇ~
そしてめでたくイラネッチケー最後の日になったら…
そこで民放各局便乗して何処も彼処もその特番ばっかりになったら大笑い。あの懐かしい国鉄最後の日みたいに。
「4月1日、あなたの街に… イラネチケ~、ひが~しにほん!」 なんてホンマに起きたら怖いわぁ~


お~い! 長野食堂から精鋭の重機達みんな持って来いやぁ~

日本〇〇協会なんて名の付く所はみんな犯罪集団化する定理で、必要悪なんてレベルはとっくに超えてますで!

イラネッチケーだけじゃない! 相撲協会だって完全に 893って解ったようなモン。日本音楽著作権協会もほぼ一緒やろ、このまま放っておいたら 893通り越してテロ集団化するやろ

社団法人、財団法人が付く様な日本何某連盟・協会の類は皆基本的に一緒と思った方がエエで
権限が独占されれば、利権も独占される。そうなったら犯罪の温床になるのは牛馬犬猫の類でも解る話!


アメリカなら著作権管理団体だって 3団体あって競争していて、ユーザーがその中から 1つを選んで加盟する仕組み。

記者クラブ、あれこそ先に潰せや! 相撲協会やJASRAC よりもっとタチ悪い! 大本営発表をコピペして垂れ流すしか能がない

FIFA の腐敗問題が出て来た時、オリンピック利権で食ってる様な連中がTV とかで一斉にFIFA 叩いて、IOC やJOC はこんなにフェアでクリーンですみたいな事ほざいてたけど、それ真に受けるヤツが結構いて反吐が出たわ。
コッチから言わせれば FIFAもオリンピックも基本的に似た様なもんやろ!
グローバルな巨大利権の塊やぞ、昔から利権と犯罪と腐敗はセット! せやからオリンピック委員会も叩けば埃なんて幾らでも出るの違うか?

ヨーロッパの貴族達のアホほどドス黒~~い部分ってヤツやね!

JR 東日本こそぶっ壊してほC ンゴねぇ~。未指定特急券なんて言う超愚策。中央線の東京~八王子なんて同じ区間でA 特急料金とB 特急料金が混在しとる。
関東一円ロングシート地獄にするなんて、利用者の目線はゼロで内輪の論理や利権と机上の数字しか頭にない。
利用者なんて人間ではなくそれこそ唯の数、物質と数字の塊に過ぎないと思っているのが見え見え


国鉄民営化の時に、我田引鉄に手を貸した奴らが国鉄破綻は現場の労働者達の責任だと吹聴してその挙句に、民営化が成功したという事実を何が何でも作ってアピールしたかった。
そこで東京にある東日本が一番目立つので国鉄の優良資産沢山付けて、思いっきり下駄履かせた状態でスタートさせた。そう、あからさまなインチキ八百長がそこにある


車内の検札の手間を省きたいから全席指定にします。
「空席があれば座席未指定特急券で取敢えず座れます。指定席特急券をお持ちの場合でも、その座席を他のお客さまが空席として利用している場合があります。座席未指定券にて空席をご利用いただけますが、その座席の指定席特急券をお持ちのお客さまが見えましたら、席をお譲りください。」
でも、この仕組みはあくまでも利用者様の善意にお任せするものなので、指定券を持っていても着席できるかどうかは知った事ではありません
まぁ、そういう理屈やろ。


善意にお任せなんて、やりたい放題で日本人を最初から舐め腐ってるインバウンド相手に通用するわけがない!
それだけじゃねぇ!駅ではお声掛け運動なんていって、利用者の負担を増やそうとしている。利用者に使役を課すなんてブラック企業化に向かって一直線としか思えん。


日本人の利用者をとことん虐めるブラック企業、それがJR 東日本。ブラック企業大賞もそのうち取れるやろ。

関東は関西や中京と違って私鉄とJR が正面から殆ど競争しない。霞が関と一体化した国策独占企業、もう何でもゴリ押しし放題になる。会社としての態度が悪い、国鉄時代のブラックな部分は解決していない。そして序に新井が悪い!

一寸待て! 広島関係ない! 阪神関係ない! JR 東日本より先にブラック企業大賞受賞に相応しいのは日産自動車やろ!

コストカットだといって、車種は減らした、整備性の悪い車をばらまいた。ちゃちな作りで整備性が悪いから車が年数もたない。部品ストックしなさ過ぎで、低年式車の部品が手に入り辛くて高い。トヨタの低年式車は良く見かけるが、日産の低年式はあまり見掛けない。
これがゴーン商法の作り出した現実。


労働者虐め倒して、ユーザーも虐め倒して、何が奇跡のV字回復? ふぁ? ただのブラック企業やんか

livedoor から、老害の塊・高野連をぶっ壊す!

平成最後のセンバツ、あれ何やったん?
結局茶番でワロタ。平成最初も最後も東邦が優勝なんて話が出来杉山清貴とお目が高い。これはもうブックとしか思われへんな。


東邦=春は強いが夏は弱いというイメージしかない。
東邦野球部OB の代表格=山倉和博、山田喜久夫、山田勝彦、朝倉健太、関根大気…
大物は殆どおらんなぁ~、小物感たっぷりで草


大阪桐蔭無理やり外して履正社入れたら初戦でコケた。強引にねじこんだ横浜もいきなり惨敗。
なのに、「平成のセンバツは東邦で始まり東邦で終わる」という変なオチだけがブック通りに行ってしまった。これはもう一生反吐が出せるわ。


今までさんざん興業の論理みたいなものを振りかざしておいて、都合に悪くなると教育という錦の御旗を出して逃げる。学校教育の現場なんて抑々がブラックそのもの。高野連がブラックで胡散臭いのは当り前田のクラッカー。

イラネッチケー受信してどうする? そこで高校野球見てどうする? 大相撲見てどうする?
記者クラブメディアの糞ニュースなんか見てどうする? JR のロングシート地獄で移動してどうする? プリウスやハイエースになんか乗ってどうする?
この国の中って、どうする?って事ばっかりじゃねぇか!


このネタ元ってPWC の時の高野拳磁かよ? ネタが古くて超マイナーで草

今日~も~ プリ~ウス~ コンビニをぶっ壊すぅ~ (JR 西日本風)
プリカス、アクア、ヴェルファイア、アルファード並びハイエースから国民を守る党を作らなアカン!


いやいや~、もっと酷いのが軽自動車。特に田舎の軽は酷いの多いで!

バカチャリ屑チャリのやりたい放題は目に余る。治外法権振りかざし無法地帯ばっかり作りよる!
「バカチャリの治外法権を許さない市民の会」を結成してほC ンゴねぇ~


抑々新井が悪い! 結局新井が悪い! 本質的に新井が悪い!

な~んでやね~~~ん!




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ジンという酒、それは自由過ぎて…? 其の弐

ジン、それは自由で緩い酒である。
てなわけで、その部分を突く様にしてそれこそ雨後の筍の如く色々な国でクラフトジンが産声を上げているのである。
ジン=イギリスという固定観念は端っから通用しない。そもそもジンという酒の発祥はイギリスではない。クラフトジンの誕生はイギリス・フランス・ドイツ・オランダ・イタリア・スペイン等々、西欧諸国に広がりを見せており、アメリカ・カナダ・日本も然る事ながら、ハードリカーで殆ど名前が出て来なかった NZ ・オーストラリアでも生産されるようになった。
ハードリカーの世界はグローバル化した大資本に集約され寡占化が進んでいる、同時に世界的に市場は拡大し、先進国を中心に市場の成熟も進んでいる。その反作用的な形で少量生産でも拘りを貫いたマニアックな商品展開でマーケットの間隙を縫って成功を狙うというムーヴメントが起きて、それがクラフト何某の類だと考えられる。


ワイン評論家として世界一有名な Robert Parker Jr. (ロバート・パーカー・ジュニア)が猿のラベルで有名なドイツMONKEY 47 Schwarzwald Dry Gin に対して100点に相当すると評価するという事態が発生、これがクラフトジンの勢いに加油する事になった模様である。(註1

~何しかインディーズのプロレスみたいやねぇ~

冒頭で自由で緩いと述べたが、EU による規定を見ると、その成立要件は…
農作物由来のエタノールにジュニパー=西洋杜松の風味を与えたもので、最低度数は37.5%。天然及び人工の香料を使用しジュニパーの香味が主体になる事。
ただ GIN を名乗るだけなら、スピリッツにジュニパーを漬け込む等して風味を付けただけでもおK なのである。
これが Distilled Gin=蒸留ジンなら、
96%以上に蒸留した農作物由来のアルコールを使用し、ジュニパーその他の香味植物を加えて再蒸留したもの。
ただし、同量のアルコールや、天然および人工の香料を加えても良い。ボトリング時のアルコール度数は37.5%以上
つまり実質ニュートラルスピリッツしかベースに使えず、スピリッツと西洋杜松等のボタニカルを共に蒸留を掛ける必要がある。
これが London Gin (ロンドン・ジン)になると、基本は蒸留ジンと一緒だが以下の規制が加わる。
ベースのスピリッツのメタノール含有率が 5g / 100L 以下、甘味料を添加する場合でも 0.1g / 1L 以下、水以外の添加は色素も含めて不可。


そして、上記以外の規定は無いという事は即ち、ベースとなるスピリッツと最低限ジュニパーさえあれば製造出来てしまうという事である。たったこれだけの規定しか存在せず、産地の厳格な規定がある訳でもなく、ジュニパー以外のボタニカルの種類や数も自由で、少ないもので6種程度、多いもので20数種類と幅がある。それこそ MONKEY 47 なんてその名の通り47種類使用なんていう極端な例もある。必須の西洋杜松以外ではアンジェリカ・オリスルート・コリアンダー・ジンジャー・カルダモン・リコリス・柑橘類のピールという所が定番ではある。

ベースのスピリッツは色々選べる。穀物由来・果実由来、他にはサトウキビ由来、芋類由来の様なでも全くお Kである。スピリッツ一つで味の特徴も変わるので、あえてニュートラルでないスピリッツをベースに選択している生産者も多い。
しかも、度数調整の際に水以外の物を使用する事さえ可能で、実際にワインや日本酒を使用して度数調整をしているケースもある。ウィスキーやブランデー等にはない自由さである。


嘗て、プロレスの中の格闘技的要素を取り出して「打・投・極」というコンセプトの下で純粋に追求しようとしたのがあの U.W.F. だというなら、その逆に何でもありというコンセプトで猥雑にして自由な世界を広げようとしたのが F.M.W. であったといえる。因みに、この両者何れもあの新間寿氏が絡んでいたのは草生えるが、1990年代を中心に一世を風靡した何でもあり的なインディーズプロレスを語るには F.M.W. は外せない。
ワイン・ウィスキー・ブランデー等では厳格な産地統制や規定・規制があってそれらを悉くクリアする事が必須条件になってしまうが、その逆を行く様に何でもありに近いというのがジンという酒なのである。




ここで、非常に自由なジン達を取り上げて行く。

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Thompson Brothers Experimental Highland Gin
Batch 8 =左・Batch 9 =右 共に45.7度
スコットランドはハイランド地方でも北部にあるDornoch Castle(ドーノッホ城)の隣で Thompson Brothers が経営する Dornoch Distillery (ドーノッホ蒸留所)でモルト・ウィスキーと並行して生産されたジンであり、レシピの異なるバッチが#1~#10まで存在した。
Experimental=体験的の名が示す様に、色々実地に試す為の生産であったと思われる。モルトウィスキーのニューメイクスピリッツが一部使用されていて、その感じもしっかり主張している。この#8・#9は力強さと香りの高さがなかなかのものだった。
この体験を踏まえて作られた同社の Organic Highland Gin だが…、それが実際は少々期待外れだった様に思われる。トンプソン兄弟はドーノッホ蒸留所の傍ら、ボトラーもやっていて樽で買い付けたスコッチウイスキーを独自にボトリングしリリースしている。


スコットランドという事でいえば、Glenfiddich(グレンフィディック)等で有名なWilliam Grant and sons が所有するグレインウィスキー蒸留所がGirvan (ガーヴァン)であるが、その同一敷地内にモルトの Ailsa Bay (アイルサ・ベイ)とクラフトジンの Hendrick's(ヘンドリックス)が存在する。
超巨大なカラムスティルを使いスピリッツの大量生産を行うガーヴァンであり、アイルサベイの規模もモルト蒸留所としては大きいが(註2)、そんな片隅でヘンドリックスはちまちまと手作り的に小規模生産を行うという何しか珍妙ともいえる光景がそこには広がっているのである。


フランスとイタリアから特徴的なクラフトジンを紹介すると…

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左画像=Christian Drouin (クリスチャン・ドゥルーアン)の Le Gin (ル・ジン)
Calvados (カルヴァドス)の名門という事もあり、部分的にでも林檎由来のスピリッツが使われていると見て間違いない。度数は 41度とカルヴァドスに合わせた様に見えるが、味は上品で優しいタイプ。


右画像= Poli (ポリ)の製造する MARCONI 46 (マルコニ46)
名前の通り46度。Veneto (ヴェネト州)にあるこの蒸留所は Grappa (グラッパ=イタリア風粕取りブランデー)で有名。葡萄由来のスピリッツが使われているのは間違いなく、何処かグラッパを想起させる味わいで、パンチがあって主張が強いタイプ。(そこら辺のウィスキーより全然旨かったりする)




クラフトジンの勢いは日本でも同様で、それこそバブルの様に次々と出現して来ている。今やジャパニーズクラフトジンは一大ムーヴメントになった感がある。まぁ、何処まで続くか分らんが

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日本では焼酎や日本酒の歴史があり、九州エリアの生産者を中心に芋焼酎・米焼酎からベースのスピリッツを作る所が多い。他でも日本らしさを売りにするべくライススピリッツを使用する生産者は結構いる。

上段左= ジャパニーズジン和美人武蔵  50%
これは酒類卸販売で有名な武蔵屋(東京)のオリジナル商品でジュニパーを強く効かせているが、バランスは良い。ベースはライススピリッツ(米焼酎)とされ、実際の製造者は本坊酒造(津貫蒸留所)。中身だが、50%という度数もあまり気にならない位の結構な充実度で、販売も当初の計画より延長されている。


上段右=KOMASA GIN KOMIKAN 45%
鹿児島の小正酒造が米焼酎から作り上げるクラフトジンで、これは桜島小ミカンをフィーチャーした物。他には鹿児島産ほうじ茶をフィーチャーしたエディション「ほうじ茶」もある


下段左画像=北海道自由ウイスキー紅櫻蒸留所の 9148・レシピ#101 45%
この9148ではレシピを変えて複数のヴァージョンを作っているが、この#101では干し椎茸・日高昆布・切干大根を含む14種のボタニカルを使用し、ジュニパーも強めにしたとの事。
この 9148 の名の由来はディストピア小説「1984」(書かれたのは1948年)である。この小説は自由の無い管理社会を描いたものだが、作品中ではヴィクトリーという名の不味いジンが度々登場すると共に、自由な時代の美味しいジンを懐かしむシーンが描かれる。
自由な発想、自由な価値観、多くの人が幸せに酒を酌み交わせる自由な世界をというコンセプトの許、1984 の 19 と 84 をひっくり返して 9148 という名をこのジンに付けたという事らしい。


下段右画像=京都蒸留所・季の美 45%
2014年に設立され、2016年秋に販売開始となった日本初のクラフトジンとして有名。
各フレーヴァーの押出しは強くなく繊細系。非常に上質なライススピリッツを使用していて、それが世界的な評判に一役買っている。最近ではいちびって色々な限定エディションまでリリースして来る。
基本的に使用されるボタニカルは11種類で、6つのカテゴリーに別けて蒸留する製法。
2月に行われた Icons of Gin 2019では Craft Producer of the Year を日本勢として初受賞したこの蒸留所だが、運営会社は (株) Number One Drinks なので実質は(株)ウイスク・イーの関連会社。
(当サイトのPC 版にはウイスク・イーへのリンクがある)


ワインの場合、使用品種・畑の位置・熟成期間の他にも様々な規制が掛けられている所が多く、それらをクリアしても官能検査で落とされて産地名称を外されるなんて事もざらである。そんなワインばかり追い掛けてる御仁達には、ジンという酒の持つほぼほぼ何でもあり的な自由さは理解不能かも知れない。




註1)第2次大戦後のベルリン復興計画に携ったイギリス軍人の 1人だった Montgomery Collins という人物が退役後にドイツに移住し、民宿経営の傍ら独自のレシピでジンを製造していた。彼の死後、21世紀に入りそのレシピとボトルが発見されて話題になると、それにインスパイアされた Alex Stein と Christophe Keller の 2人がジンを開発製造した。
MONKEY の名の由来は件の復興計画当時ベルリン動物園にいた Max という名のオナガザル
註2)2007年に創業したモルトウィスキーの蒸留所で、エタノールベース計算で1200万リットルの年間生産量を誇り、スティルは 8対の 16基。モルトとしてリリースされるのは生産量の 4%程度とされる。



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Château Lafon Côte de Duras Sauvignon 1992 Gitton

Côte de Duras (コート・ドゥ・デュラ)、この名前を日本で聞く事はあまり多くはないであろう。
Sud-Ouest =西南地方の中のAOC の一つで、ロケーション的には西南地方でも最も北のエリアでボルドーの南東側に隣接する。Garonne (ガロンヌ)、Dordogne (ドルドニュ)という2本の川(ボルドーで合流し Gironde=ジロンド川になる)に挟まれた地域には、Duras 以外では Montbazillac (モンバジャック)、Bergerac (ベルジュラック)という比較的有名なAOC が存在する。
コート・ドゥ・デュラでは赤ワインが凡そ6割白ワインが4割という生産比率で、ロケーションからも所謂ボルドー品種が主体になるものの、他の品種も一部使用される。


ここでフィーチャーする Château Lafon (シャトー・ラフォン)だが、ロワールの名門 Gitton  père et fils(ジットン・ペール・エ・フィス)が1989年に購入。それ以来、Gitton の現当主 Pascal Gitton の義理の息子に当る人物がワインを作っていたが 2008年、醸造中の事故で死去してしまった。
その事故以降、所有していた畑はすべて外部に貸し出してしまい、ストックとして残されたワインを細々と売っているのみになってしまった。
この蔵は赤・白両方作っていたが、それぞれの品種単独でのワインが多く、複数品種のブレンドによるワインは少ない様である。


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このワインのインプレッションだが、
先ず、色はオレンジ掛かったゴールドだが、深度は然程はない。


香味の中から拾い出したエレメンツを挙げて行くと…
干し草新品の畳キャラメリゼした洋梨ヌガー焼き林檎ミラベル蜂蜜という辺りが第1陣となり、続いてベルガモットグレープフルーツ花梨Drambuie干し柿
更にはスダジイの花ヘリクリサム、サンダルウッド、ナツメグ、ムスク、なんて言う所になるだろうか?


このワイン自体、基本的に濃くはない。
熟成感はタップリだが、ボディはサラッと流れ去ってしまう感じ。古酒的なニュアンスも少し見受けられ、ボディは枯れているとも考えられるものの、酸は残っている。
明確でしっかりした爪痕を残す訳ではないが、ポテンシャル的に低い物ではないのは明らか。
何やらかんやら言うても、コレが2000円以下で買えたのだからあまり文句の付け様はない。


これはSauvignon Blanc (ソーヴィニョン・ブラン)のワインであるが、何せこの品種は Sancerre やPouilly Fumé の超名手であるジットンにとっては十八番。

語弊はあるがこんなワインでも25年も生きている、唯生きているというだけでなくそれなりに熟成して行く事も証明された訳で、Gitton の実力も然る事ながら、それ以上にワインの奥深さを改めて心に銘記させられた小生である。

採点に向いている様なワインだとは思えないのだが、それでもスコアリングしてみると… 16 /  20 という所だろうか?

関連記事 Sancerre Les Belles Dames cuvée Marie Laurence 1990 Gitton



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本務機
PENTAX K-3 Ⅱ
SIGMA APO 70-200mm f2.8
SIGMA APO 120-400mm
SMC DA☆50-135mm f2.8
SMC DA☆16-50mm f2.8
SMC DA35mm f2.4
SMC DA14mm f2.8
その他

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